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大豆畑でキュウホーのカルチは有効か?(都府県版)

長いブログになりますが、都府県での事例をお答えします。

2021年12月更新版

使えない場所や条件とは

■粘土質圃場

弊社のカルチは牽引式中耕機ですので、従来のロータリーカルチと違い、かき混ぜる機能がありません。基本的には爪を引くだけで土を動かす原理です。粘土質のような塊が多きい土は粉々に出来ないため、土塊そのものが作物側へ寄せてしまう場合もあり、きれいな仕上がりにならない場合はあります。

※粘土質の定義が難しい為、詳しくは一度営業にお尋ね下さい。キュウホーでは都府県担当者が地域の状況で判断させていただきます。

※そもそも、カルチとは? 別記事があります→【こちら​​​​​​​】

■雑草が多すぎる

繁茂した雑草の種類によりますが、雑草の多い場所で中耕作業をすると目詰まりしてしまう場合もあります。目詰まりが起きると爪がささらず、カルチ本体も浮いてしまい、作業で上手く行かず無駄な作業になりますので注意してください。ワラなどの残渣が多い圃場も場合によっては注意が必要です。※動画の作物は「ごぼう」

■条間が均等ではない

作物の条間が一定でないと仕上がりが大きく左右してしまいます。必ず等間隔に作物幅が揃うような播種が必要になります。

■圃場が狭い

乗用で作業を行いますので、旋回幅が大きく必要なため、狭い圃場では旋回ばかりしてしまい、大豆を踏むだけの作業になる場合があります。おすすめの圃場の大きさは2~3反以上がカルチを使う圃場に適しています。

■2点ヒッチトラクター

馬力帯の小さいトラクタの場合、ヒッチ部が2点タイプがあります。2点タイプのヒッチは取付が出来ません。キュウホーで対応しているヒッチは3点ヒッチ、オートヒッチ、乗用形管理機ヒッチになりますので、必ず使用したいトラクタのヒッチ部の確認をお願いします。


■排水性の悪い圃場

牽引式中耕機はロータリーカルチとは違い牽引抵抗が大きいため、水分量の多い圃場だと、タイヤスリップが多発し前に進まない事もあります。

使える場所や条件とは

※基本的な考え方として、上記の使えない場所や条件以外であれば問題はありません。

■サラサラ土質(黒ボク土、砂壌土、砂質等)

サラサラした土質は弊社でも一番苦労せず調整が出来る土質になります。ある程度の粘土質は対応可能になります。ただし、仕上がりの見た目がきになる場合はロータリーカルチのほうが良い場合もあります。

■雑草が少ない圃場

雑草が少ないと、絡まる要素が少ないのでスムーズな中耕作業を可能にします。

■圃場面積が広い場所

作業効率で一番ロスする部分が旋回作業です。圃場が広い場合は旋回作業が少なくすむので作業能率の向上になります。また、旋回時のトラクタによるタイヤで大豆を踏んでしまう部分も最小限に抑えることが出来ます。



重量、強度が違う2種類のカルチベーター

大豆中耕に適したキュウホーのカルチベーターは2種類あります。S3カルチとGLカルチがあり、特長が異なります。大きな違いは重量が重い分、鋼材の厚みが違いますので強度が違います。

取付可能な機械

S3カルチ、GLカルチは対応馬力が異なります。S3カルチは5馬力から対応していますので、田植機・トラクタ・乗用形管理機・ハイクリトラクタと様々な機械に取付出来ますが、GLカルチは35馬力からになるので、トラクタのみ取付が可能です。

大豆中耕に最適な組み合わせ

キュウホーのカルチベーターはオプションが多数あります。北海道と都府県では異なる考え方があり、オプションの選択方法も異なります。都府県では雑草の伸びも早く、粘土質な圃場が多いこと、中耕回数が1~2回と少ないことから以下のような組み合わせをおすすめします。

シンプルで一番使いやすい組み合わせ(サラサラ土質)

カルチベーターと、半バイドLLの組合わせが一番ベストになります。大豆においては作付け面積が大きく作業効率が求められますので、シンプルで一番確実に効果は発揮される組み合わせになります。調整する箇所も少なく、作業スピードも4~8kmと従来のロータリーカルチと比べ2~3倍の速度で作業が可能です。

シンプルで一番使いやすい組み合わせ(粘土質)

粘土質の場合は、カルチベーター、半バイドLL、砕土クラッシャーの組み合わせがおすすめです。粘土質の場合は、カルチベーターの爪から出た土塊がそのまま残ります。砕土クラッシャーは土塊を砕く能力があり、爪から出た土塊を砕くことが出来ます。土塊を砕くことで培土作業時に作物側に土塊により大豆が倒れる事を防ぐことが可能です。

事例紹介

九州(粘土質)トラクタ 

除草に半バイドLLを活用!

商品構成:GLカルチ5条・3点ヒッチGL・半バイドLL5条

粘土質の場合はS3カルチをお勧めいたしません。粘土質は土の抵抗が大きいため、重量の軽いS3カルチでは浮いてしまう場合があります。粘土質はGLカルチであれば本体重量がありますので、半バイドLLとの組み合わせで行っています。トラクタでの作業で大豆の成長も大きいので、作業速度は6kmで行っています。粘土質の場合はどうしても砕土率が牽引の場合は向上出来ないので、大豆側にも土塊が中心によっていきます。土塊の塊がそのまま大豆側に寄ると、大豆付近に生えた雑草をうまく土で隠すことが出来ない場合があり、除草効果も薄くなる場合もあります。

九州(サラサラ土質)トラクタ 

半バイドLLはサラサラ土質でキレイな仕上がりに!

商品構成:S3カルチ3条・A2ヒッチ・半バイドLL3条 

サラサラ土質の場合はS3カルチ・GLカルチのどちらかをお勧めします。サラサラな場合は、カルチ爪の土刺さりも良いので、S3カルチの重量で十分な作業が可能です。S3カルチはトラクタ~田植え機まで幅広い機械に取付が可能になっています。サラサラなため、半バイドLLによりキレイに土が作物側によるため除草効果もあります。

九州(若干粘土質)田植え機で中耕作業 

多目的田植え機活用による中耕作業!

商品構成:S3カルチ3条・3点ヒッチM・砕土クラッシャー3条

多目的田植え機は、植え付け部が外せる田植え機になります。田植え機はタイヤがトラクタと違い、幅が狭いのでマクラ地を荒らすのを最小限にできます。さらに地上高も高いのである程度育った大豆でもまたいで作業が可能になります。大豆中耕時期は田植え機も空いていますので有効活用に繋がります。ただしタイヤ幅が決まっていますので、大豆の播種条間により使用できるか確認が必要です。

九州(若干粘土質)ハイクリトラクタで中耕作業 

商品構成:S3カルチ3条・3点ヒッチM・半バイドLL3条・砕土クラッシャー3条

マクラ地の損傷を最小限にでき、地上高も高い便利な乗用形管理機に取付!

管理作業として最近導入がおおいのがハイクリトラクタです。ハイクリトラクタは通常のトラクタと違いタイヤ幅が狭いのと、地条高が高いので大豆や野菜(キャベツ・ブロッコリー・玉ねぎ)等で管理作業(ブームスプレイヤー・中耕除草機・ロータリーカルチ・中耕ディスク等)として使用されています。

愛知県(粘土質)乗用管理機で中耕作業 

S3カルチは軽量な分、より多くの条数が取付可能!

商品構成:S3カルチ5条・イセキアイサイカヒッチ・半バイドLL5条

粘土質圃場ですが、中耕ディスクだと3条が乗用形管理機では限界でS3カルチ5条で作業効率を上げたいとのことで購入。ここの農場では4WSに対応した乗用形管理機なので旋回性のが高いメリットがありあす。

※乗用形管理機とは、管理作業に特化した機械で中耕ディスク・除草機・ロータリーカルチ・ブームスプレイヤーが取付出来る機械。

他社商品との違い

中耕ディスク

中耕ディスクはキュウホーのカルチベーターと同じ牽引式中耕機です。牽引式なので作業速度の違いはありません。中耕ディスクは重量があるので馬力を必要としますが、キュウホーカルチベーターは、S3カルチのみ小さな馬力から取付可能になります。

ロータリーカルチ

ロータリーカルチはPTO動力を必要としてますので、作業速度は牽引式除草機と比べ半分以下程度の作業速度になります。作業速度は遅いが、砕土率が牽引式より優れていますので粘土質圃場では特に仕上がりに大きく違いがあります。PTO動力を使用する分燃料消費は牽引式と比べ大きくなっています。


まだまだ 紹介したい事がありますが!

今回はここまで!とします。​​​​​​​

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