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潮干狩りの機械化で担い手不足を解決?


こんにちは~^^
みなさんは、アサリなどの潮干狩り(収穫)は体験されたことはありますか??
シーズンになると、熊手を片手にひたすら掻いて、貝を集めていく、あれです。

潮干狩りといってしまえば、レジャー感が満載な響きになりますが、
アサリも漁業として事業のひとつとして行っている漁業者さんもいらっしゃいます。
ただ、農業もそうですが、一次産業では担い手不足が深刻化してきているようです・・・

人手不足のイメージ画像

農業(大規模農業)は、機械化が当り前になっていて、トラクターで作業機を引っ張って、
ガーーーーっとやっていますが、それでも人手不足が嘆かれています。
アサリの収穫作業はどうかというと、いまだに熊手片手に人力で作業をすることが多いようです。

潮干狩りのイメージ写真

目次[非表示]

  1. 1.アサリの収穫機の開発
    1. 1.1.条件① 砂浜の上を走ること
    2. 1.2.条件② 船に乗せられること
    3. 1.3.条件③ 泥から掘り上げができること
    4. 1.4.試作機完成
  2. 2.現地での試験
    1. 2.1.走行試験
    2. 2.2.掘り取り試験
    3. 2.3.時間効率試験(タイムアタック)


アサリの収穫機の開発

今回、このアサリの収穫を機械化できないかと、「釧路水産試験場」さまや漁協組合の方々と一緒にアサリ向けのデガーを開発・製造することになりました^^

キュウホーは、玉ねぎデガーや甘草用収穫機などの開発・改良のノウハウでなんとか・・・
ただし開発にあたり、今までにはない条件がありました・・・

条件① 砂浜の上を走ること

砂浜の上をタイヤが走る画像

馬になるトラクター(管理機)は基本は農業向けなので、潮が引いた時の砂浜(時間によっては海)のところを走れることが求められます・・・
普通のタイヤではただ埋まって終了になってしまいます・・・

条件② 船に乗せられること

漁船のイメージ画像

アサリの圃場は、養殖のために区画をつくられていることもありますが、
船で渡らないといけない場所もあります。
普段しようしている船に乗せられないとそもそも・・・

条件③ 泥から掘り上げができること

アサリの収穫後のイメージ画像

当り前ですが、基本濡れていますw
農業だと雨の日は掘り取り作業は基本しないので、水分が多い状況での掘り取り作業はあまり積極的にはしないかと思いますが、
さっきまで海でした!という場所での収穫作業になるので、水分の含んで泥を掘り上げ、かつアサリと分離できるのか・・・

ほかにも大小さまざまな問題はありますが、このあたりが結構大きな山場な気がします。
ということで・・・

試作機完成

アサリの掘り取り機の写真

様々な条件を艦見して、まず馬はテーラーになりました。
船に乗せて海を渡るにはもうこれですね・・・
そしてテーラーに合わせたサイズ感で、デガー部分を作成しました。
​​​​​​​これでうまくいけば・・・

現地での試験

ということで、漁協組合さまのもとで試験を行います。

走行試験

まずは、運転が可能か試験
タイヤが埋まっている写真
普通のタイヤでは、やはり全然うまくいきません。
では、こちらの鉄車輪ではどうでしょうか・・・

鉄車輪を付けた掘り取り機の写真
うまく走れています!走行は解決しそうです!

掘り取り試験

では、本題のデガーを使用していきましょう!アサリを掘り上げる様子
順調に上がってきてはいます。
想像以上に掘りあがっていますwww
ただ、深さを調整しなくてはいけないので、運転手による操作は必要ですね~^^

時間効率試験(タイムアタック)

では、動くことが確認できたことで、機械の効率を試験していきましょう。
10分間デガーを稼働させていき、どれくらいの収量になるか試験していきます。

アサリの集積の様子

アサリを洗う様子
掘り上げた後がまだまだ人力です・・・

10分間終了!
ではでは、、、
収穫できたアサリの画像
具体的な個数は数えていませんが、
なかなかのい収量ではないでしょうか!
結果は、試験場さまの方でデータ収集していただけます!

ということで、今回はアサリデガーの試験でした!
まだまだ試験を継続していきますので、
気になった方は引き続きチェックしてみてくださいね~^^

そしてこのような新しくもニッチなモノづくりをする【キュウホー】
会社が気になる方はこちらも見てみてください!

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それでは~^^/

開発 担当

開発 担当

開発担当は既製品の改良・試作機の製作が主な仕事です。 現場へ行き、使用状況の確認や聞き取りを行い、次の製品へアイデアを活かす部署です。

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