S4カルチは除草作業するうえで基本となる中耕作業機です。
S4カルチを土台として、様々なオプションをつける事で、中耕だけではなく株間除草・バイド・施肥機等と幅広く使用出来、同時作業が可能な事で作業時間の短縮にもつながります。
乗用形管理機・多目的田植機・トラクターまで幅広い作業機に取り付けが可能です。
中耕・除草の機械化により、手取りの労力・時間が軽減され省力化される事で、他の作業に時間を割く事が出来ます。
作物際の除草、条間の除草、マルチ通路の中耕と活躍の場は様々です。

全国の野菜栽培において、うねの形状は様々です。
排水性の良い土地、北海道から関東方面ではべたうね（平うね）が多く
関東から東海地区に関しては、小うね（１うね１条植）での栽培
北陸、西日本では転作田での畑作栽培なので、平高うね（１うね２条植）が主流になります。

地域の土壌条件、台風等の雨対策により、うね形状は大きく３つに別れます。
S4カルチは、べたうね（平うね）、小うね（１うね１条植）の場合は、そのままお使い頂けます。
平高うね（１うね２条植）の場合は、オプションの「平高用金具」を通路側に付けることで、ベッド幅の中心と、トラクタ通路の中心を中耕する事が出来ます。

基本的には直線状で播種・移植している事、その場で育つ作物なら使用できます。
除草機は等間隔（作物の条間）でS4カルチの位置を固定し使用します。

使用条件:
１．作物の条間が等間隔である事
　→ 条間が固定幅であれば、機械除草の効率が上がります

２．植えた位置で育つ作物
　→ 一般的なかぼちゃの様に、不規則につるが伸びる作物は使用出来ません
　　※他にも一部 使用出来ない作物もあります

代表的な使用可能作物として、大豆、キャベツ、ブロッコリー、ごぼう、大根、スイートコーン、落花生、ビート（てん菜）等に使用出来ます。

S4カルチの対応条間は、27cm（※１）～80cmまでに対応しています。
条数は、１条から９条（※２）まで用意しています。

カルチの条数が増えることで個々の調整に時間を要しますが、現場でも素早く変更できるよう設計しています
　１．50角フレームに止めているネジを２箇所 緩めてスライドするだけで条間の調整ができます
　２．カルチのタイヤの上げ下げは工具不要。ハンドルを回す事で上下します
　３．カルチの左と右の爪（ヤナギ刃）の調整は工具不要。ロックピンで固定するため調整が簡単です
　４．凸凹の圃場でも内蔵バネが機能し中耕爪の深さを均一に保ちます
　　　カルチ爪が石に衝突した場合は、内蔵バネで逃げるか安全ボルトで最小限のダメージで抑え、本体の損傷を防ぎます

　※１　27cmから45cm未満で使用する場合、一部の部品を外さないと使用出来ません
　※２　６条から９条までは専用商品（条間に対応した 長さの50角フレーム）が必要です

・S4カルチ「スタンド」「スタンド＋キャスター」「ONレーキ」

・「L4カルチ」（えるよん かるち）は重量・強度が違う
L4カルチは、トラクタ（35馬力以上）のみ取付が可能な中耕機です。トラクタへの取付けは、L4専用のヒッチ（三点直装）のみ。
L4カルチはS4カルチと比べて1.5倍の強度と、2倍の重量がある事で、培土作業時などに威力を発揮します。
土質が硬い場合、L4カルチは自重が重いのでS4カルチと比べて「爪の刺さりが良い」です。
カルチ本体の全長が長く、取付用の穴が数が多い事から「オプション品を多数同時に取付」ができます。

・「S4カルチ」（えすよん かるち）の取付機種が豊富
S4カルチは、5馬力からのトラクタ・乗用形管理機・多目的田植機に取り付け可能で様々な機種に対応します。
※機種に応じてヒッチを変更します
「対応作物も豊富」にあり、主に大豆、エゴマ、キャベツ、ブロッコリー、ごぼう、長ねぎ、大根、スイートコーン、ビート、落花生等に使用出来ます。
「条間、条数の自由度が高い」です。
45cm未満の使用に関しては一部部品を外さしますが、27cm～80cmまでに対応しています。